5月3日 久比里・山天丸
アマダイ42cm・ワラサ68cm!
今日は本当に今シーズン最後のアマダイです。
シーズン最後はやっぱり一番好きな席でやりたくて、今日も早朝5時前に到着したのですが、
何と、人がいっぱいいるし、当然いつも車を停めるところも既に埋まっています。
仕方なしに道路に一箇所空いていたのでそこに車を止め、ダメ元で席の確保の為に船に行きましたが、
船は両トモが取られていただけで、いつもの右ミヨシは難なく取れました。
その人混みは、堤防渡船の人達でした。今日は休日ですので、渡船の人がいっぱいだったのですね。
あ〜良かった。
結局釣り人は10人で、片舷5人づつと、ちょうど良い感じでした。
そして5月から、ここ久比里の船宿は、出船時間が30分早めの7時半になりましたので、
せっかちな私としては大歓迎です。ちなみに終了も30分早い午後2時半です。
でもその方が、帰ってから魚を捌く事を考えたら、楽かもしれません。
そして今日は、ギリギリに来る人もいなかったので、7時20分の出船となりました。
ちょっとだけ、嬉しい気分です。
今日の秘密兵器は、『夢のテンビン』という物で、凄く細いワイヤーで出来ていて、アマダイのアタリというより、
アタリも出さない小魚のアタリを捕らえ、常に餌が付いている状況を作り出す為にはもってこいなのです。
たまに、アタリを感じないまま、餌を取られている事もありますしね。
そして、『夢のテンビン』を付けて第一投、隣のオジサンは早速外道ですが、トラギスを釣り、
次もまたトラギスを釣ったというのに、私にはアタリのアの時もありません。シビレを切らして仕掛を上げてみたら、
何と、仕掛がぐちゃぐちゃになっているではありませんか。一つだけ心配だった『このテンビン絡みそうだなあ・・・』
という事が現実になってしまいました。
この一投げですっかり夢のテンビンが嫌になって、いつものテンビンに戻しました。
夢のテンビンは『これでアマダイ爆釣!』と夢を見ただけで終わってしまいましたとさ・・・(泣)
やっぱり私は、テンビンも恋愛も、浮気はダメなのですね(笑)
さて釣りの方ですが、今日はやたらとサバが掛かります。サバ→トラギス→サバ→トラギスという感じです。
サバも美味しいので、釣れたサバ全部キープしたのですが、全部で20本位になってしまいました。
そして、ダブルでも何回も掛かったので、船に上げる際に、何本落としたでしょうか。
それほど今日はサバが多かったです。
そしてやっとチビアマダイが釣れ、少し時間が経って、30cm位のアマダイも追加出来ました。
そして終了1時間前位でしょうか。サバ以外のかなり強烈な引きの魚が掛かりました。
『これがアマダイだったら、結構デカイかも・・・』と思いながら見えた魚は何とアマダイ、
隣のオジサンが無事タモで掬ってくれたアマダイは、自己最高の42cmのアマダイでした。

アマダイ、自己最高の42cm
ちょっと写真が暗いですね。
『よし、今日はこれ帰れるぞ!』と思っていましたが、ドラマは最後の最後に起こりました。
船長の『後10分で上がります』のコールの後、一度仕掛を上げ、餌をしっかり付け直しました。
『この一投で最後だな』と思って誘いを掛けていたら、いきなり『ゴン!』とアタリが来て、もの凄い勢いで
走り回ります。『うわ〜、最後にまたサバがダブルできちゃったよ・・・』と思いましたが、今迄のサバダブルとは
明らかに引きが違います。お隣さんに『サメですね〜』と話ながら電動で巻いていたのですが、
途中で電動のパワーを魚の引きが勝ってしまい、巻けなくなってしまいました。
これもこの電動リールを買ってから、初めての経験です。
『どうせサメだからライン切れてもいいや』と、リールのドラグをきっちり閉め、手巻きのポンピング勝負に出ました。
そして走り回られた物ですから、他のお客さんとオマツリした為、魚が付いているラインをいちいち持ちながら、
オマツリを外し、本当に強引なやり取りの末、見えた魚はサメでは無く、何とワラサ。しかもデカイ・・・
隣のオジサンが一生懸命タモ取りしてくれますが、何せタモが小さい為、ワラサが入りません。
それでもそして何とかタモに納め、船に取り込み、放心状態の中で、船長の終了コールが聞こえました。

ワラサ、68cm・2,9s
本日の釣果
私、アマダイ、匹42cm、30cm、27cm、ワラサ68cm2,9s、サバ、トラギス多数。
船中、3匹2名、2匹3名、ボーズ4名。
アマダイ最大は、私の釣った42cmでした。
今シーズン最後のアマダイで、目標の50cmは出ませんでしたが、一応トップタイですが、竿頭も取れ、
自己最高の42cmとデカいワラサが釣れましたので、大満足です。
もちろん、今日の山天丸のヒーローは私です(笑)
でも帰ってからのサバの処理が大変でした。丸のままお裾分け出切る人にはそのまま2〜3本づつ渡し、
捌けない人には、シメサバにしてから配りまくりました。
そして次の日はワラサ。昼休みに捌いたのですが、これまた凄い量になり、夜、これまた配りまくりました。
いっぱい釣れて嬉しいのですが、その後が大変だ・・・というのは、やはり贅沢なのでしょうか。
さあ、これで心おきなくフグに行けます。
フグもトラフグはもうすっかり終わっていて、ショウサイフグに切り替わっていますが、ショウサイもこれからが
産卵シーズンで、型が良くなるし、あのネットリとした白子も楽しみです。
本来の私が目標とする『10匹釣れればオンの字』という釣りに戻れそうです。
でも、やっぱりアマダイ面白かったなあ・・・ また秋だ。

至福の瞬間・・・