バーベキューコンロ大爆発事件






〜死んだと思った〜


9月のある日、Bとわざわざ片道8時間掛けて岩手まで釣行しました。

一睡もせずに夜通し走って釣りをしました。しかし、その日はボーズに終わってしまいましたが、

夜になりキャンプ場でもうひとつのお楽しみのバーベキューを始めました。

 

コンロに火を付けて10分位たった頃でしょうか。コンロの中で『パキン!』と何か嫌な音が

しましたが、大して気にも止めず肉などを焼いていた所、いきなり大音響とともにコンロが

大爆発しました。私は一体何が起こったのか解らず放心状態でになりましたが、

ふっと我に帰って、Bを見た所、仰向けに倒れて顔を抑えていました。

「ヤベー、やっちゃったかな」そう思いましたが、ただびっくりして、倒れただけでした。

改めて原因を考えましたが、解りません。Bは「きっとメーカーのミスだ!電話してやる!」

と言いながら管理棟に行ってしまいました。残された私はコンロと食物の残骸の始末をして

いましたが、良く見ると、ボンベは外付けなのですが、無傷じゃありませんか。でも何故か、

ボンベの残骸があります。この残骸は何でしょうか?考えても一向に解りません。

なかなかBが帰って来ないので、仕方なしに他に食べ物もないので、管理人のオヤジに

今シーズンの残りの炭をもらって、何とか火を付けるのに成功いたしました。

火は付いた、でもBはまだ帰ってこない、腹へった。「いいや、ちょっと肉食ってよ。」

と地面に落ちていた肉を洗って焼きました。でもBが一生懸命に電話している為、

自分だけ肉を食べてるのは、多少悪い気がしましたので、Bに見つからない様にこそこそと

急いで食べました。しかしまだ火のつき始めで、炎はあがっていましたが、

結果的に表面だけ焦げただけでした。それも牛モツ・・・

やがてBが帰って来て、さっきのボンベの残骸を見ました。しばらく考えていましたが、前回

コンロを使った時、何故かコンロの中にボンベを仕舞えるスペースがあり、そこに仕舞った事を」

思い出しました。「じゃ今回はどっからボンベ出したの?」と聞いたところ

「別の所から・・・」「フツーは中からボンベを出して、外にセットするじゃん!じゃ何、

コンロの中にボンベが入ってたって訳!」今回は私がコンロを出してセットしましたので、

当然私はその中にボンベが入っていようとは知る由もなく、Bもそんな事はすっかり

忘れていたらしく・・・悪い事が重なり当然の結果です。

爆発したボンベの本体は川にでも吹っ飛んだに違いありません。当然メーカーには本当の事

を話したそうです。夜になり、昨日の晩一睡もしないで、高速を走って、朝から釣りをしてその

疲れが手伝って、ゲロ吐くわ、下痢するわ。そうです、こそこそ食べたあの生焼けのモツにあた

ったのです。岩手の夜に何回吐いて、何回トイレに行ったでしょうか。ドッポン便所で

サンポールの臭いを嗅ぎながら・・・吐きながら見た星空がやけに綺麗でした。

しかも岩手の山の夜は寒い!朝は気温4度でした。良く生きていました・・・

岩手をなめて夏用のシュラフしか持ってませんでした。テントの中で弱った体で「地面って

こんなに冷たかったんだ〜何でこんな所に来てんだ〜早く家に帰ってふとんで寝て〜〜」

真剣にそう思っていました。でもその日も釣りはしました。なんてバカなんだ〜俺は。

ちなみに2日間の釣果は、ちびイワナ1匹で終わってしまいましたとさ・・・(泣)

皆さんも気をつけましょう・・・