11月18日 磯子・鴨下丸
スミイカリベンジ
先週は、天候不良で釣りを断念しましたので(オレも大人になったなあ・・・笑)今週こそはと思っていたのですが、
今週も北風強風の予報。こんな日に行っても絶対に釣れない事は解っているので、今週も諦める事にしました。
しかし午前4時に勝手に目が覚めてしまい、窓を開けて風の様子を伺うとあまり吹いていません。
そうなると心の中悪魔が囁きます。
『ほ〜ら、これなら釣り行けるぞ、先週も行ってないから行っちゃえ、行っちゃえ』
すると天使が
『それで今まで何回失敗してんだ、それに寝る前に明日は釣りには行かないと女房に言っただろ。
今さらやっぱり釣りに行くからゴン太の散歩に行ってくれなどと言ったら、絶対ブーたれられるぞ。』
そして散々迷ったあげく(本当は大して迷ってない・笑)釣りを強行したのでした。
えっ、支度はどうしたのかって? そんなもん何日も前からとっくにしてありましたよ(笑)
(って、子供じゃねーか・・・笑)
釣り物はスミイカで決まっていましたが、すっかり出遅れてしまったのと、やはり天気予報はあまり良くないので、
前回の小柴のはやぶさ丸はちょっと遠いし、マニアックな宿ですので、もしかしたら他のお客がいなくて
船が出ない危険性もありますので、今日は自宅から一番近く、尚且ついつもそこそこお客が多くて
必ず出船出来そうな磯子の鴨下丸にしました。
鴨下丸のスミイカの船長は、ちょっと個性的で有名ですが腕は良いので、頑張れば10杯、いや5杯、
いやいや前回の2杯を越えられればいいかな・・・(弱〜)
そしてコンビニに寄って朝食と昼の弁当を買っても、10分で到着です。やはり近いのは楽ですね。
こんな天気予報ですので、席はまだ空いていて私は右のトモに座りましたが、平日だというのに
どんどん人が集まり、10人以上での出船となりました。う〜ん、流石は鴨下丸。
船は近場の中の瀬を通り過ぎ、1時間掛けて千葉の竹岡沖に到着しました。
早速釣りスタートですが、やはり強風、高波です。
まずは私の後ろの左のトモの兄ちゃんが、いきなり3連発を決めました。しかし私を含め、他の人には乗りません。
1時間を過ぎてやっと周りでもポツポツ乗り始め、私にも待望のチビスミイカが乗りました。一安心です。
しかしながらその後はやはり釣りづらく、いくらシャクっても一向にスミイカの乗りはありません。
強風、高波、アタリなしに何とか耐えて来ましたが、段々と心が折れ始め、
すっかり『スミイカなんかつまんねえ、もう絶対にやらねえ・・・』モードになってしまいました。
気が付けばもうお昼。いつもは釣りをしながらいなり寿司をほおばるのですが、ここは一旦心を落ち着かせようと
釣りを中断して(もうやめても良かったのですが・・・)お昼ごはんを食べる事にしました。
先ほどの左のトモの兄ちゃんはすっかり失速してしまいましたが、今度は右のミヨシから2番目の兄ちゃんが
かなり調子良く、先ほどからバンバンスミイカを掛けています。いなり寿司を食べながらその兄ちゃんの釣りを
チラ見していましたが、私のシャクリに比べるとかなりソフトなシャクリです。
そして昼食の後、その兄ちゃんのシャクリを真似てみる事にしました。
するとものの10分も経たない内に待望の2杯目のスミイカが掛かりました。
『そっか〜、こうやってシャクった方が乗るんだ・・・』
そしてその後は海が落ち着いてきた事もあり、15分に1杯位のペースでスミイカが掛かる様になりました。
そうなるとさっきまでの私とは別人の様に自分自身が乗り乗りになり(単純、明快・笑)
自分なりに工夫する余裕が出てきて、スミイカのアタリを取る事に専念しました。
するとどうでしょう、『コツッ』としたスミイカのわずかなアタリを感じ取り、ちょっと間を置いて合わせたら
何とあの『ズンッ!』です。
『うわー、スミイカおもしれー、やっぱやめらんねー!・・・爆笑』
そして圧巻は5杯目のスミイカでした。それもわずかなアタリを感じ取り合わせましたが、スカってしまいました。
それを皆さんはチップと呼んでいます。そしてう一度アタリがありましがまたしてもチップ。
流石にもう逃げちゃったかなと思ったらまアタリ。今度は少し間を置いて合わせたらやっと『ズドン!』です。
そしてリールを巻いていてもかなり重いです。こりゃタコか何かかなと思いましたが、見えた物体は
この時期にしてはあり得ない特大のスミイカでした。家で計ったら650グラムもありました。
『スミイカやっていて本当に良かった・・・』
そして終了間際にもう1杯追加し、6杯のスミイカを釣る事が出来ました。
本日の釣果
スミイカ、200〜650グラム6杯、外道サバフグ少々(今回はいらないのでリリース)
船中1〜12杯、右ミヨシから2番目の兄ちゃんがやはりトップでした。
1杯の人が多かったので私は3番手位かな。
今回は目標の10杯は行きませんでしたが、結構満足出来ました。650グラムも出ましたし、
6杯の内、2杯はアタリを取れましたしね。
そして上手い人の真似をするというのはやはり大事ですね。でも自分でも色々考えないと面白くないですよね。
う〜ん、やっぱりスミイカ奥が深いです。
しかし鴨下丸のお客さんは釣れたら直ぐ解ります。その度『よしっ、乗ったー!』と叫ぶからです。
私も後半叫ぼうかと思いましたが、初めてに近い宿ですので、やめときました。
その内10杯以上釣れて竿頭でも取れる様になったら、思いっきり叫んでやります。
『ほら乗ったー、スミイカはこう釣るんだぜい!』 と・・・(笑)