１１月４日　八景・はやぶさ丸

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今年も待ちに待ったスミイカシーズンが始まりました。今シーズンは、まだあまり状況が良くない為、

スミイカ船を出している宿は少ないのですが、ここ八景のはやぶさ丸は既にスミイカ始まっています。



はやぶさ丸は、以前から気になっていた老舗な宿で、噂によると、テンヤの上にスッテを付けている軟弱な奴など

誰一人いないそうです。私もテンヤオンリー派ですし、スミイカはそこそこ自信があるので、何とかなるでしょ。



一番到着でちょっと頑固そうな船長に挨拶をして、左のトモをキープしました。

そして受付で女将さんと話をしているいと、一人の老婦人がお茶を飲んでいました。

お話を伺うと御歳７５歳でバリバリ現役のスミイカ釣師で、今日もスミイカを釣りに来たとの事。

そのご婦人は船の反対側の私からは見えない場所に席と取っていました。

そして左３名、右に３名の６名を乗せて船はシーズン始めの定番ポイントの中の瀬に向かいました。



ポイントに到着してみると凪の予報の筈が、かなり風とウネリがあります。スミイカ釣りとしては悪条件ですが、

ツ抜け（１０杯）を目指します。

周りの人の仕掛を見渡すと、噂どおりスッテを付けている人は誰もいませんでした。



しかしながら天候が荒れているせいか、今日のスミイカはとっても渋いです。船長はこまめにポイントを変えますが、

誰一人スミイカが釣れません。開始から一時間以上経過したでしょうか、ちょっと不安になりかけた矢先、

やっと私のシャクった竿にあの脳天突き抜けの『ズドン』が来ました。

船長が『やっと一杯来たよ』とアナウンスしてくれましたが、上がってきたのは小振りなタコでした。



それから少したってやっと周りの人がこの時期としては良型のスミイカを釣り始めました。

私も遅れちゃなるまいと一生懸命竿をシャクリますが、チップ（スミイカがカスる事）はありますが、肝心の

『ドスン』がありません。しばらくして私にもこの時期らしい小型のスミイカがやっと釣れました。



しかし周りの人はポツポツスミイカを追加しますが、私はまたしてもチップしまくりの長いトンネルに入って

しまいました。船長も釣れ方が気に入らないらしく、ここで大きく第二海保に場所移動しました。



移動後やっと私の長いトンネルが抜け、またしてもチビですがもう１杯追加出来ました。しかしながら思った様な

釣れ方では無いのか、船はまた中の瀬に戻りました。



しばらくしてやっと乗ったと思ったら、今度は途中で落ちてしまいました。そして、また乗ったと思ったら

あの憎っくきサバフグでした。いつもならリリースするのですが、今日はスミイカのお土産がちょっと心配でしたので

２匹釣れたサバフグはキープしました。今日の夕食は無理やり『鍋』にしちまえ・・・



そして強風とウネリが高い中、最後まで頑張ってシャクりましたが、スミイカを追加する事は出来ませんでした。

















流石にはやぶさ丸の常連さん達です。この状況の中良く釣っていました。

そして下船後、先ほどのご婦人に釣果を伺うと何と５杯釣ったとの事。

私が『凄いじゃないですか』と言ったら『５杯じゃ全然ダメよ』と申しておりました。

恐るべし老婦人スミイカ釣り師・・・



今日は初めての船宿、今シーズン初のスミイカという事を差っぴいても結果は悪すぎました。

チップやらバラシがやたら多い日は、何かリズムが合っていなくて、そんな日は当然釣果も伸びません。



そして常連さん達は皆同じテンヤを使っていました。それが差が付いた原因でしょうか。

多分『腕』だと思いますけどね（笑・泣）



しかし７５歳のご婦人ににまで負けたのはとっても悔しいです。でも上手いのでしょうねえ・・・