2月8日 八景・忠彦丸








今日は私一人(よっぽど暇なのね・・・)でしたので、まだまだ納得出来ていないアカメフグを


狙いに八景の忠彦丸へとやってまいりました。もちろん午前、午後ともアカメ狙いです。


自分なりに納得出来る数は、半日3匹、1日で6匹です。そろそろ出るでしょ。




午前の部は私と、フグは初めてと言う2人組の3人で出船です。その内の一人が私にコツを


聞いてきました。私もあまり上手くないと伝えた上であれこれとアドバイスを致しました。


程なくして釣り場に着き、釣りスタートです。




案の定アタリのアの字もありません。どの位経過したでしょうか、さっきコツを聞いてきた


初心者が、見事大型のアカメを釣り上げました。


『あ〜あ、初心者に先に釣られちゃったよ・・・』と思いましたが、まずはめでたし、


めでたしです。とここまではまだまだ余裕です。




しかしそれもつかの間、次にアカメを釣り上げたのは何ともう一人のフグ初心者。


これもそこそこのサイズでした。これで多少(大分)焦ってしまいました。




『でもまあ、次に2匹ポンポーンと釣りあげれば、逆転じゃないの』


と思いきや、そのまま時間終了となってしまいました。




初めにベテランらしく能書きを言っておいて、そのフグ初心者に負けてボーズとは・・・ 


かなりショックが大きく、めずらしく弱気になってしまいました。


『もう今日は帰ろうかな・・・』




港に戻って予約ボードを見たら、午後は私一人しか入っていないではありませんか。


忠彦丸では2名からの出船になりますので、この時点では出船しません。


午前の二人組はフグを捌いてもらってとっとと帰ってしまいました。


『ちょうどいいや、俺も帰ろう・・・』



「船長、他に誰も入っていないし、今日は俺もういいや、帰って寝るよ・・・」


「え〜、そんな事言わないで、午後から上げ潮になるから絶対釣れますから。」



ただの人数合わせなのは解っているのですが、このままでは帰れない気持ちもまだ多少


残っていましたので、午後船は12時半の出船ですので、12時まで待ってみる事にしました。



そして12時。よし帰ろうと思った矢先に船長が「フグの人来ました!良かったですね!」


良かったのか、悪かったのか・・・ しかしやると決めた以上頑張るしかありません。



『よ〜し、午後で午前の分も取り戻してやれ!』単純なもんで、先ほどの弱気はどこへやら


またまた気合い十分になってまいりました。そして何だかんだで私を含めて4名が集まり


ました。午後の部は皆さん常連さんみたいです。『よし、全員負かしてやれ・・・』




午後は少しポイントを変えました。そして船長の予測通り、良型のアカメが開始直後から


ポツポツと上がり始めました。しかしそれは私ではなく他の釣り人です。


特に私の後ろでやっている人はかなりのハイペースでアカメを釣り上げています。




これは負けられないと頑張りますが、またまた私だけ一向にアタリがありません。


私一人焦って釣りをしている中、周りは常連だけあって順調に数を伸ばして行きます。


私も今にも折れそうな心にムチ打って頑張りましたが、気がついた時には既に船長の


「あと10分で上がります」の悪魔のアナウンス。




しかし、そのアナウンスの直後、モソーとかすかなアタリが。半信半疑でそーと


合わせたら掛かりました。まさに良型のアカメの引きです。




「やったー!船長ついに来たよ!!タモ、タモー!!!」



そして船長がタモを構えてくれましたが、ふっと弱気な虫がぶり返し


『バレたらどうしよう・・・』


そう思ってしまった瞬間、ちょっとだけリールを巻く手を緩めてしまい、その瞬間にものの見事


にテンションが無くなって、オレのフグは海の底にお帰りになってしまいました。



「うわ〜! やっちまったよ〜〜船長おおお〜〜〜!!!」



船長は目が点になっていましたが、「めげないで、まだ少し時間はあるから」と言って


くれましたが、それもつかの間、そのまま終了となってしまいました。


港に戻るまでの間、泣きたい気持ちをこらえて、ずっと遠くを見ていたのは言うまでもありません




〜心中号泣〜





船中の釣果は、午前が3人で、1匹、1匹、ボーズ(私・・・)


午後は4人で、トップは9匹、6匹、5匹、ボーズ(私・・・)


型は最大が1,8キロ。見事です。あとはほとんど1キロオーバーでした。




船を下りて車に戻る為には、嫌がおうでもフグの捌き場所の前を通らなくてはなりません。



既に社長(フグの捌き手です)とスタッフのオネーちゃんがスタンバイしておりまして、その


オネーちゃんと目が合ってしまいました。一瞬オネーちゃんは『アレ?』と言う顔をしたのです


が次の瞬間『ああ。』と言う変な納得顔になっていました。




悔しい、最高に悔しい、今の俺に触るなよ、


泣くぞ、泣くぞ、本当に泣くぞ!(笑)


去年は私にとって、釣りでは良い年の筈だったのですが、大した釣果も無く


『一年ごとに良い悪いのジンクス』は無くなったなと思ったのですが、まだ2月なのですが、


今年はもっと悪い・・・



やっぱりジンクスは残っていました。とすると、去年の釣果ぐらいが私の最高の出来だと・・・


(ちょっと悲しい・・・)つまり、薄々は感じていたのですが、やっとはっきりしました。



やっぱりオレ釣りのセンスねえのかも・・・





でもでもでもでもでもでもでもでもでもでも、悔しいからまた絶対にチャレンジします。



待ってろよ、2キロの太っちょアカメ!




やっぱり専用竿買おうかな・・・