1月11日 八景・忠彦丸








〜最低の釣り人による最低の釣行記〜







本日はトメと忠彦丸です。トメは『一日アカメフグなんてやってられっかい』と言う事で、


午前タチウオ、午後アカメと言うパターン、私は当然全然納得の出来ていないアカメを


午前、午後とも狙います。


本日は以前から試してみたかったカットウを付けずに、喰わせ針のみの仕掛け


で一日頑張ってみようと思います。




さて午前の部。トメと分かれてアカメ出船です。昨日は海が荒れていて散々の釣果だった様


ですが、本日ももれなく荒れています(笑) そしてバカみたいに寒い!


『これで今日釣れるのだろうか・・・』不安が頭をよぎります。


まっ、大体悪い予想は当たるのですが・・・




午前のアカメ船は3人の釣り人ですが、その内の一人の常連さんは小型ながら1〜2匹は


アカメを上げています。しかし、私ともう一人はアタリのアの字もありません。




2時間位経過したでしょうか、私に待望のアタリが来て、合わせも決まりました。しかし、


あまりの寒さの為に満足にリールが巻けません。ギクシャクしながらも小型のアカメが上がり


ホっと一安心です。




そして間髪入れずにまたアタリ、しかし上がって来たフグは何か違う模様。


「こりゃコモンフグだから食べられないよ・・・」と船長アッサリ。


せっかく釣れたのに・・・とブツブツ言いながらリリースです。




そして残り30分。去年はここから怒涛の追い上げが結構ありましたが、今回(今年?)は


何も起こらず終了。




結局竿頭は常連さんの小型が3匹、私は小型が1匹、もう一人の方はボーズ・・・ 




そして一度港に戻り、午後の受付へと船宿へ。すると宿の前に何やらバケツが10個位並んで


います。中を覗くと何と色々なサイズの旨そうなカレイが入っているではありませんか。


朝、採れたての生きているカレイを1キロ1000円で売っているのです。




『ここでカレイなんて買う奴なんているのか・・・?』


と思っていると、先ほどアカメボーズの人(午前で帰るみたいです)が900円のカレイを


購入したではないですか。



『今日は午後もアカメ釣れそうもないし、俺もカレイが欲しいな。しかしそんな事をしたら


やる前から午後の釣りを捨てる事にもならないか・・・ それに今日はアカメに俺の釣り


人生の全てを賭ける気持ちで来たんじゃねーか・・・カレイなんて買えっか』



するとカレイを売っているオカミさんが


「早くしないと直ぐ売り切れちゃいますよ〜」


「この800円のください、ニコ!」 


やっちまった・・・ 〜サイテーその1〜




まあ、気を取り直しタチウオ18匹釣って見事竿頭になった(他の人は5匹もいかなかった


そうな・・・)トメと合流し、昼食を済ませ午後の部スタートです。午後は風が治まり少しは暖かく


なって来ました。




『よし、午前の分を取り戻すぞ! 午後からひょっこりフグをやる、どこかの


オヤジに負けてたまるか』


と気合いを入れた割にはまたまたさっぱりアタリません。




トメも最初はアタリが無くて苦労していましたが、やっぱり先にアカメがほほ笑んだのは


トメでした。それも良型のアカメが上がりました。そしてポツリポツリですが数を伸ばして


行きます。




『誰にで平等に必ずチャンスは来る!』と思いながらやっていましたが、それも


『もう今日はどうでもいいかな〜、そして本当にもうアカメなんてやめよう、つまらん・・・』


と思いかけたその矢先、まさしくアカメのアタリ。合わせも決まって、柔らかいルアーロッドなので


かなりの強烈な引きが。


「これだよ〜これだよ〜、これがアカメの引きだよ〜、船長、タモタモ〜!」


そして、船長が掬ってくれたアカメは自己記録更新の1,2キロの立派なアカメでした。



『やった〜、良しやっと俺にも時合いが回って来た、今がチャンスだ!』とまた釣りを開始


するとまたアカメのアタリが。合わせも決まってまた強烈な引きが。しかし船長が出してくれた


タモのあとわずかな所でフっとテンションが無くなってしまいました。


『バ、バレた・・・』



「あ〜、今のもさっきと同じ位のサイズだったね、もったいない。」と船長。ガッカリしながら


仕掛けを回収すると何と針だけがスッポ抜けています。自分で針ハリスにを巻いたのですが、


締め方が甘かったのでしょう。初歩的過ぎる最悪のミス! 〜サイテーその2〜




そのせいで一挙に運が落ちてしまい、周りではポツポツ上がっているのに私にはアタリの


アの字も・・・ 




そして終了10分前の船長のアナウンス、『良し、ここから去年のパターンだ!』


と行きたかったのですが、女神がほほ笑んだのはやはりトメ。


「うおー、スゲー引くー!」

とばかりに上がってきたのは、普通は絶対にあり得無いアカメのダブル、それもどっちも


キロクラスの大型。船長タモ取りしながら「アカメでこんなの初めて見た・・・」




あれだけ魚影が薄い魚なのに、トメの2本の針にその巨体どうしで重ならず、同時に餌を


喰うなんて・・・それをまた針掛かりさせてしまうなんて・・・


絶対にあり得ん!!!(笑)



そして終了の合図が。午後は6名で1〜5匹、もちろんトメが5匹で竿頭。私は1,2キロ1匹・・


やっぱりこのオヤジはひょっこり乗ってサクっと午後も竿頭を取ってしまいました。それも絶対


にあり得ない事までしでかして・・・




帰ってから「いや〜、このカレイは引いた引いた〜!」と言っている私の顔が


ひきつっていたのは言うまでもありません・・・(泣)




トメはダブルアカメにダブル竿頭、私はダブル最低・・・



持っているもん少し俺にくれ!(笑)




でもタチウオありがとね。






アカメフグ1,2キロ


一応自己記録なもので・・・