12月14日 八景・忠彦丸








今日は天気も悪く、海も荒れ気味との予報でしたので、釣りはやめるつもりでしたが、トメから


一本の電話が 「雨は午後には止みそうだから、忠彦に午後ウイリーやりに行かない?」


ウイリーとはコマセを付けて、疑似バリで主にアジを狙い、たまにマダイも来ると言う釣りです。



ウイリーもやった事ないし、そこそこ荒れていても大丈夫そうなので、それも良いかなと思った


のですが、一応忠彦丸に電話を入れてみたところ、フグ船は午前も出て、午後も出るとの事。



それならやっぱり俺は全然納得出来ていないアカメフグをやる事にして、トメは行ってみて、


午前中のフグの釣果を見てから決めるとの事。何だかんだ言ってもやっぱり釣りはやるの


ですね(笑)




そして午前のフグ船が帰って来て、トップは7匹出たとの事。これはやるっきゃないでしょと、


二人で午後アカメフグ船に乗りました。平日なのに11名も乗っておりました。




今日は定番ポイントの港から5分の港前ポイントを省略して、最近好調と言う、富岡沖へと


船は向かいました。そして到着後、早速第一投から、大型のアカメの姿が、もちろん他人です


周りでもポツポツ大型アカメの姿が見えますが、私とトメには一向にアタリがありません



そんな中、トメがやっとアカメを掛けました。しかし巻き上げ途中で痛恨のバラシ! この日トメ


は1匹1キロオーバーの良型を釣り上げたものの、5回程バラしまくり。私もそうなのですが、


最初の1匹をバラすとその後もかなりの確率でバラします。釣りにもリズムが大切なので


しょうか・・・




さて私はと言えば、一向にアタリのあの字もありません。そして飽きてきて(笑)禁断の


『投げ釣り』に入ってしまいました。しかしカットウ仕掛けですので、投げても変な貝殻が付いて

くるばかり・・・




そこへ同船していた、忠彦丸の他の船の船長が(今日は沖は風は荒れていて


出船中止になり、フグ船に乗ったみたいです)アドバイスをくれました。投げていても釣れない


よと・・・ そんな事は解りきっています。真下に下ろしてじっとアタリを待つ釣りと言う事も・・・



でも性格上トメみたいに我慢が出来ないのです。しかし、船長にそう言われた以上、投げる事


も出来ないので、その後はひたすら真下に徹しました。でも釣れません、アタリもありません。


そして残り時間30分になり、移動です。港前をチョロっと流して帰るらしいです。




ああ、今日は終わったな・・・』 移動中、完全にふてくされ状態です。



「トメさあ、俺やっぱりこの釣り向いてないよ。アタリもないのに真下でじっとしているなん


て、俺には出来ないよ。やっぱりこの時期はアマダイだよ、アマダイ。来週は庄三郎に


行ってライトアマダイやろうよ。もうフグなんてやらなくていいよ、つまらねえし・・・」




そしてラストポイントの港前へ。もうやらなくても良いのですが、一応仕掛けをたらしました。


すると何か『コツ』と言う本当にわずかな感触が。手が勝手に反応して合わせた所、ガシっと

言う感触と共に、ムニュ〜と言う、根掛かりとも違う手ごたえが。



「トメ〜、何か来たみたいだよ〜、フグみたいだよ〜、


やっとだよ〜、やっとだよ〜〜〜」



そして見えたのは1キロ級のアカメ。トメにタモで掬ってもらい、一丁がり。


「やった〜、諦めないで良かったよ〜」 とっくに諦めていたくせに・・・



そして何と間髪入れずにまたアタリが。そして上がってきたのは先ほどと同じクラスのアカメ。


トメ〜、奇跡だよ〜〜〜」



そしてトメはここでも大型バラし。そして時間終了。このポイントでは私しかフグを釣らなかった


みたいでした。



結果は船中0〜6匹、私2匹、トメ1匹。


納得は出来ませんが今日は充分です(笑)




今回も最後の最後で何とかなりました。やっぱり諦めないでやっていると(ちょっとだけ諦めて


いましたが・・・笑)女神様(?)がほほ笑んでくれるのですね。




アカメの身はしっかりしているので、刺身で食べる為には冷蔵庫で4〜5日寝かせる


必要があるらしいので、フグの免許を持っている船宿の社長に捌いてもらった2匹の内、


1匹は冷蔵庫でお休み中。そしてもう1匹は、その日にフグ鍋にして食べました。




『うまい!幸せ!(笑)』





えっ、来週どうするのかって?





やっぱりフグでしょ!(笑)