10月20日 山下橋・○川本家
今シーズン・初スミイカ
やっと今年も待ちに待ったスミイカシーズンが始まりました。
昨シーズンはちょっと考えすぎてドツボに嵌ってしまったので、今年は基本に振り返って挑戦します。
今日の宿ですが、そこそこ気に入っている磯子の根岸丸は、まだスミイカ始まっていないので、
以前から気になっていた八景のあさなぎ丸か、山下橋の○川本家(以下○川)か迷いましたが、
家から近いという理由で、○川に決めました。それに○川では前日トップ23杯出ていますしね。
○川は朝6時開店ですので、ゆっくりでも良いのですが、いつもの癖で早めに目覚めてしまったので、
それならば早く行って良い席取ろうと5時には到着しました。既に1人スミイカの釣り人がいましたので、
出船確定だし(大体の宿が、2名から出船です)1時間車の中でうとうとしました。
そして店が開いたので受付をしようと顔を出したらそこに船長が居て、私を見て開口一番
『アブネー、アブネー』の連発。良く意味が解らないのですが、私が予約をしなかった為、人数が揃わないと思い、
電話があったら断って出船しないつもりだったのでしょうか。でも一人先客がいましたしね。
それに完全予約制だったらともかく、HPには、予約をしないと割引が受けられませんと書いてあるだけです。
まるで、予約も無しに来た私が悪いと言わんばかりです。ちょっとムっときましたが、気を取り直して
お金を払おうと料金を聞いたら
『乗船料9000円と駐車場500円、それに消費税8%で10260円になります』
とニコニコ言い出しました。
『なにー!何処の宿もスミイカは税込み9500円だぞ!ふざけんじゃねー!!!』と、
これからでも八景まで行こうかと思いましたが、それも面倒ですので、今日は我慢する事にしました。
だったら今日も20杯釣らせろと。それに朝は『おはようございます』だろ、オレは一応客だぞ。
そして先客が左のトモに座ったので、私も釣りやすい右のトモに座ろうかとしたら
『ハイ、お客さんは左の前ね』と言い出しました。
『ちょっと待てよ。左前はオレにとってスミイカは釣りにくい席じゃねーかよ、勘弁してくれよ・・・』
と思ったのですが、もう今日はすっかり諦めて素直に従いました。
それっきり誰もお客は来なかったので、左舷に2名を乗せてこの時期の定番ポイントの中の瀬からスタートです。
昨日23杯も釣れていますからさぞやポンポンスミイカが乗るのかと思ったら、これが全然反応がありません。
開始1時間位経ったでしょうか、やっとスミイカが乗ったと思ったら、何とも小さいシリヤケイカでした。
次もちょっとマシなシリヤケした。
最初はテンヤの上にスッテを付けていたのですが、やはり私にとってやりづらいので、
スッテを外しテンヤのみにして、遠投釣法に切り替えたら、やっと小振りですが、スミイカが乗りました。
その後4杯スミイカが乗った後はピタリと乗りが止まってしまいました。トモの人も同じ様な感じです。
そこで船長は『ギャンブル、横須賀』などと言って、船を一路横須賀方面に走らせました。
30分走って着いたものの、そこは何とゴミだらけで、釣っていて気持ち悪くて仕方ありません。
それでも我慢してやっていましたが、何の反応も有りません。船長も見かねてその辺のポイントを
クルクルしましたが、何処も同じです。そしてたまりかねて、また30分走って中の瀬に戻りました。
戻ってはみたものの、トモの人はポツポツとスミイカを掛けていますが、私には一向に乗りがありません。
お決まりの『辛いシャクリ修行状態』に突入してしまいました。『つまらん、もう帰りたい・・・』
その修行を脱却できたのは、すっかりお昼を回ってからでしたしょうか。
それからはコンスタントにスミイカが乗り出し、午前中はチップしても(スミイカがカスる事)それっきりだったのが、
チップ後に丁寧に誘うとそのイカが乗ってきたり、わずかなスミイカのアタリやモタレを感知して
スミイカを掛けたりと、テンヤスミイカの面白さを満喫できました。そして9杯まで来まして、後1杯でツ抜けだ
(10ハイ釣る事、スミイカでは一つの目標です)と頑張りましたが、そのまま午後3時の終了を迎えてしまいました。
本日の釣果
私、極小〜中型スミイカ9杯、他はシリヤケイカ2杯、サバフグ(リリース)2匹
トモのベテラン常連さんも同じく9杯(シリヤケイカ含むかは不明)
目標の10杯には届きませんでしたが、今シーズン初めてのスミイカで9杯ですので、まあまあ満足です。
それに後半数が伸びましたし、一番良い席のベテランさんでも9杯ですから。
それにしても小型のスミイカはやっぱり美味しいです。でも大型の『ドスン!』もたまりません。
そしてやはり私はスッテを付けず、テンヤのみの方がリズムが合う事も解りました。
でも、スッテばかりに乗る事もあるので、一応バッグには入れておこうかな・・・弱っちいですね(笑)
そしてこれは『タラレバ』になりますが、もし船長が冒険して横須賀など行かずに、中の瀬でやっていたら
ツ抜けしていたかもしれません。まあ私がここに来てしまった事が一番の問題ですけどね。
しかしここ○川本家、他のスミイカの宿がそこそこ賑わっているのに対し、お客が少ない訳が少し解りました。
私も、もうここには来ないだろうなあ。まあ一度行ってみない事には、解りませんからね。今日は良い経験です。