5月29日 八景島周辺








この日も仕事が終わってから、八景島周辺に暇つぶし程度の釣りに出掛けました。


メバルかカサゴ、良くてシーバスでも釣れればな〜位の感じです。でもここの所ボーズが


続いていましたので、ほとんど期待もしないで出発しました、20分位で到着です。




まずはモノレールの八景島駅の横からスタートです。中潮の満潮ですので、釣れそうな


雰囲気ムンムンですが、案の定当たりもなしです。この釣り場は夜でも明るくて、それこそ


メバル爆釣!的な所なのですが・・・ 一時間もしない内に飽きて場所移動です。




今度は八景島を通り越し福浦へとやってまいりました。八景島駅もそうでしたが、こちらも


ボチボチ釣り人はいます、気配では皆さん餌釣りのようですが、やはりメバルかカサゴでも


狙っているのでしょうか。




30分位経ったでしょうか、ルアーを引いていていきなり重くなって手が止まってしまいました。


「何だ、根掛かりかよ。」と思いましたが、次の瞬間ラインを通して、生命反応がありました。


「やった、掛かったよ、でもこの引きはフッコ(シーバスの小型)だな」と感じました。



シーバスはセイゴ、フッコ、ズズキと名の変わる出世魚です。サイズでいちいち呼び名を


変えるのがメンドーな為、ルアーマンは一括してシーバスと呼ぶのです。(ユージ苑より抜粋)




2〜3回グイグイ下に潜られるのを華麗なテクニックでかわして近くに寄せました。


でも今日はタモを持っていません、近くを見渡すと、30メートル先に餌釣のおやじと思われる


人がいましたので、その人にタモを借りようと、魚がまだ海中にいる状態のまま引っ張って


おやじの所まで行きました。まあ何とも雑な扱いですが、どーせフッコだし、昔良く釣ったし


別に逃げられてもいいやと・・・




「すみませ〜ん、フッコ掛かったみたいなんですけど、タモ貸してもらえませんか?」


「いや〜、タモないんだよ」



じゃ、しょうがない、バリパススーパートラウトアドバンスVEP6ポンド(糸の名前、長いな・・・)


を信じて引っ張り上げる事にします。最悪切れてもいいんです、フッコですから・・・




一回目 「よし!行くぞ、エイ! うわ〜上がんね〜!意外と重てーぞ!」


二回目 「よし!今度は気合入れて、うりゃぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!」


「よ〜し上がった、ってなんだこりゃ、何か平べってーぞ!」


「く、クロダイじゃねーか、やったーー!!!」






クロダイ40cm ルアー・自作バイブレーション金ラメ5cm


クロダイ初めて釣りました。







おじさん、クロダイって美味いの?」 


「あんまり美味くねーなー」


「じゃ、海に返しちゃうけど、いらない?」


「それじゃ、貰おうかな、一晩置くと美味いんだよな」


「って、美味いんじゃねーか!!!!!!」






と言う事で、記念のクロダイは、たまたまそこにいたおやじの、次の日の一杯のつまみに


なってしまいました。持って帰って次の日水留に捌いて貰おうとも思ったのですが、


その前に血抜きや内臓を処理しなければいけないと思ったらオヤジ行きになりました。



まさかクロダイが釣れるとは、それも自作ルアーで・・・・ クロダイなんて、生まれて初めて


釣りました。ちょうど2〜3日前に買った釣りの本に「ルアーでクロダイを狙おう」と言う


記事はありましたが、まさか自分に来るとは・・・それも本読んで直ぐに・・・何か怖い・・・




ここの所海のルアー釣りでは(渓流も)結果が出てなかったので本当に嬉しい一匹になりまし


た。メバルもそろそろシーズン終了らしいです。いいサイズは出なかったのですが、


もうメバルなんてどーでもいいんです。やはり海のルアーはクロダイでしょ!なんちゃって。


一匹釣っただけでこれですから・・・幸せな頭の構造です・・・


「今度はマゴチかアオリかぁーーー!」ってまたチョーシこいてます・・・




でもフッコだと思ってやや雑な扱いしたのにもかかわらずバレなくて本当に良かったです。


でも考えてみたら、これで姿を見る前にバラしていたら完全にフッコをバラしたと言う事に


なります。と言う事は今までもバラしたフッコの中にクロダイもいたのかも・・・


タラレバはやめましょ、要はバラさないでしっかりキャッチすればいいんです。


「今度はタモ持って行こうかな〜、でもタモ持って行くと釣れないんだよな〜〜〜」