６月２６日 鴨居・一郎丸
戸塚の鈴木と再びショウサイフグ
今日はトメとマー君が、一郎丸で今大人気のマルイカをやると言うので、私もそれに合流
しようかと思いましたが、２、３日前に戸塚の鈴木から
「あのさー、新しい湾フグの竿買っちゃったから、ショウサイフグ行かない？」
と電話がありました。
私が鈴木を湾フグにハメた様なものだし断る訳にも行かず、それにフグは道具じゃなく腕だと
言う事を解らせてあげる為にも良い機会ですので、鈴木と一郎丸でショウサイフグ船に
乗る事にしました。
トメとマー君のマルイカも同じ船宿ですので、お互いに大漁だったら、
交換してもいいかななんて目論見もありました。
一郎丸の社長がフグは大トモ（一番後ろ）が良いと言うので、またまた一番乗りをして、
左舷の大トモから２席取りました。もうすぐ７月だと言うのに昨日から異常に寒くて、
雨でも無いのにカッパを着込み出船です。
今日のポイントは三浦の下浦沖ですので、船は一路南下します。
風は北風ですので、船が走っている時は無風状態になり、何故か結構暑く、せっかく着込んだ
カッパを脱ぎ捨て半そで短パンになりました。
そしてポイントに到着です。すると今度は風をモロに受ける状態になりますので、寒いの何の。
また慌ててカッパを着込みました。風が有る無しで相当寒さは違うのですね。
トメはナメてカッパを持って来なかったそうな。さぞや寒かったに違いありません。
かなり風が邪魔ですが、それでも期待を込めて釣りスタートです。多分ショウサイは
今シーズン最後になりそうですので、あわよくば１０匹は釣りたいところです。
しかしながら最初にショウサイを釣ったのは鈴木でした。
『まあ、張り切ってダイワの高いフグ竿買って来たんだから、良かったんじゃないの』
とまだ余裕です。そして何とその次釣ったのも鈴木です。
『まあ、手加減はこれくらいにして、そろそろオレも本気出すかな・・・』
しかしながら、またしても釣ったのは鈴木。
『やべーよ、今日は思っていたよりシブいし、早く釣らないと逆転出来ないぞ・・・』
そしてやっと私に確かな当りが。フッキングしたとたんに物凄い引きです。フグでしたら、
今までに経験した事が無い引きです。そして今まで見た事も無い超大型のショウサイが
見えた瞬間フっと竿のテンションが抜けて、その超大型の姿も見えなくなりました。
やっちまいました。仕掛けを見たらハリスが切られています。フグは歯が鋭いので、
仕掛けが切られる事が良くあり、その為にハリスを保護したりするのですが、
私はナメてそれを怠っていましたので、この様なとんでも無い罰を受けてしまいました。
終わった・・・泣
しかしまだ時間はあります。諦めたらそこで完全に終わりです。何とかもう一度気持ちを
奮い立たせて残りの時間に賭けましたが、またしてもあっけなく鈴木に４匹目を釣られてしまい
完全に私の一日は終わってしまいました。そして無情にも船長の終わりのアナウンス・・・
ショウサイフグで初めてのボーズ・・・
腕の違いを見せつけてやるどころか、フグ２回目の鈴木に完敗です。前日トップが１６匹
でしたので、期待をしていたのですが、今日は一転トップは６匹。それも初心者。他のベテラン
さん達は総崩れでした。
このシブい中で鈴木の４匹は立派です。やっぱり釣りのセンスが良いのでしょうね。
そしてダイワのメタリアと言う高い竿。今迄竿では無いと思っておりましたが、
う〜ん、やっぱり竿だな（笑）
今日はアンカーを打つと想定して、左舷を取ったのですが、一度もアンカーを打つ事は
ありませんでした。アンカーを打たない場合は右舷が良いと予想していたのですが、やはり
トップ６匹の二人は、両者とも右舷でした。ボーズは私ともう一人いたのですが、両者とも左舷
でした・・・
今日はマルイカもシブかったらしく、トメが１１匹、マー君が５匹でした。それもあまり型が大きく
ありません。交換不成立でした（私がボーズだからあたりまえ・・・泣）
でも優しい鈴木が帰りに
「山崎、フグ１匹とアナゴ１匹持って行きなよ」
と言ってくれて、フグ１匹と２匹釣った内のアナゴ１匹をくれました。
とっても複雑な思いでしたが鈴木の気持ちを素直に受け止め、有難く頂戴して来ました。
その晩、女房から
「鈴木君いただきます。鈴木君美味しいです。鈴木君御馳走様です・・・」
と嫌みを言われまくったのは言うまでもありません・・・（大泣・・・）
よ〜し鈴木、秋にアカメで勝負だ！
それまでにオレも高い竿買っとくから・・・？