6月30日 横浜・沖堤








早いもので今年も沖堤のマゴチシーズンがやってまいりました。まだちょっと早いかもしれま


せんが、「調査」と言う名目でトメといつもの「ハナレ」に渡りました。



マゴチ釣りは餌の調達が大変です。TAKA師匠は「買えば良いじゃん」と言いますが、トメも私も


ビンボー人の為、自力調達します。




まず前日、朝の3時起きで、犬を散歩に連れて行き(ゼッテー怪しいよな・・・)


それからザリガニ捕りに出掛けます。私の場合はトメと違って、その様な「野性的」な事が


苦手なので、2時間で20匹ちょっとしか捕れません。それに餌にちょうど良いサイズより


全体的にかなりデカいです。まあ、なくなったらトメから貰えば・・・


その後の仕事はトーゼン眠いです・・・




当日もやはり3時起きで今度はハゼ釣りです。雨が降っているのと、まだハゼ釣れないかも


と言う予想と、ザリガニがあると言う余裕から、少し出遅れてしまいましたが、八幡橋のポイント


に向かいました。到着したところ、トメが少し前に着いて既に始めていました。



「まだちぃっちゃいけどハゼいるよ」 なるほど、バケツに5〜6cmのハゼが2〜3匹入って


いました。私も早速支度開始です。




数日前に買ったばかりの998円のオニュー竿で勝負です。トランクを開けて支度をして、


ちょっと運転席に戻ったとき、なんと車が古い為、横開きのトランクのドアが勝手に閉まって


しまい、998円が「ガツッ!」と挟まってしまいました。


「うわ〜、安い竿だけど、まだ一回も使ってねーんだぞー!!」


見たところ、真ん中あたりに傷が・・・でも思いっきり曲げてみてもビクともしません。


「う〜ん、安い竿は強い!!!」 新しい発見です(笑)




話がそれましたが、3〜4匹(5cm位のキスも交えて)釣ったところで時間になってしまい


渡辺釣り船店へと向かいました。もうハゼが釣れるのと、998円がハゼ釣るにはちょうど良い


竿である事が判明しましたので、次回はもっと早く来てハゼを釣りたいと思います。


その頃にはハゼも、もうちょっと大きくなってるでしょ。




雨の中船に乗り込みます。私は下はウエーダー(渓流で履く胸までの長靴)と上はカッパです。


それでも少し寒いのに、船に乗っている他の人達は、カッパ上下を着ていますが、何故か足は


素足にサンダル・・・ それはまだ良い方で、一人の兄ちゃんなど、上はカッパを着ていますが、


下は何故か普通の綿の短パン・・・足は当然サンダル・・・ 既に船の上でビチョビチョです。



「俺もう裸で釣りしよ」などと友達と話ていましたが、可哀そ過ぎてちょっと笑えません。


悪い事言わないから、一回戻って目の前ドンキでカッパの下と長靴買って来た方が良いんじゃ


ないの・・・?




今日みたいな雨の日でも私達の他におバカちゃんが3人もハナレにいました。ポチポチ


釣れていると言う情報があるからでしょう。早速いつもの場所辺りで支度を始めます。先に


投げていたトメに早速第一投から当たりです。しかし何を思ったかトメは余裕をぶちかまして


カッパを着込んでいます。「当たっているけど、雨が浸みちゃってさ」それは解るけど・・・


案の定マゴチに逃げられてしまいました。今度は船に乗る前に着ておけば・・・




トメはまた直に当たりが来た様ですが、それもフッキングまだ至りませんでした。


私はデカマゴチ狙いで、でかいザリガニを付けていたのですが、トメが小さめのザリガニで


当たりを出していた為に、私も「とりあえず、チビマゴチ釣って安心しよ」作戦にして、


小さめのザリガニを投げました。そしてその一投目に早速当たりです。




しばらく待ってみましたが、一向に本当たりが出ないので、思い切って合わせて見たところ、


乗りました。40cmのチビですが、しっかりハリを飲み込んでいました。まだ6時半です。


「今日は活性が高いのか・・・」 まあ、計画通り今期初マゴチでボーズ脱出です。




隣の兄ちゃんも35cm位を2匹釣っていましたが(餌はチビハゼです)それからパッタリ


全員当たりが止まってしまいました。9時頃になりちょっと飽きてきて(相変わらず雨で結構


寒いし・・・)どーせ釣れないならと、一番でかいザリガニを付けて投げてみたところ、何と


当たりです。




しかしザリガニがでかい為、なかなか食い込みません。それでも2〜3分糸を

張ったり緩めたりしながらじっくり待ったところ、待望の本当たりです! それもナイスな

本当たり! フッキングも決まり、結構遠くから上がってきたマゴチは、まだ居ないと思って


いたでかいメス。54cmありました。やりい! デカザリ最高!!!(笑)




しかしその後は一向に当たりが無く、睡魔との戦いになってしまいました。クーラーボックスに


座っていると、いつの間にかコックリしてしまい、ヘタすると目の前の海に落っこちそうです。


眠気覚ましに立ったり座ったり足をバタバタしたりと結構忙しいです。その間も当然竿は


持っていますが(笑)




午後3時上がりの予定でしたが、後から来た川崎の餌屋さんの話では「これから釣れるんじゃ


ない」との事でしたので、トメもまだ釣っていないし、1時間延長する事にしました。でも結局


釣れたのはその餌屋さんで(これも35cm位)私とトメには来ませんでした。




結局、私の見たところでは、全体で私を含めて二匹二人、一匹二人、0匹2〜3人・・・


サイズは30cm弱〜54cm。その日の大物二匹を運良く私が釣る事が出来ました。




本当はもう一匹釣って吉野宅へ届けたかったのですが、(40cmはトメにあげました)そう


上手くは行きませんでした。しかし今日の状況では2匹で精いっぱいです。それにこの時期


54cmは出来過ぎです。私のレコードの55cmには届きませんでしたが、充分に、二日に


亘って初マゴチの刺身とコブ〆で旨い酒が飲めました。これもひとえにTAKA師匠のお陰です。




まだ沖堤マゴチシーズンは始まったばかりです。しばらくの間は楽しめるでしょう。


次回は頑張ってよ、トメ君。






54cmと40cm


やっぱりマゴチは短パン半そででやりたいです。


その頃はクソ暑いですが・・・