8月13日 ついに入院!





ついにその日がやってきてしまいました。



昼前に病院に到着し、(家からタクシーで5分、楽!) 早速看護助手の方に色々と説明を受けながら、

先輩患者さん達がどんな様子か周りをキョロキョロしますが、ソコイラ辺に居る方達は、何とも平和そうな様子。

『まあ、病院と言っても、みんな痔だからな…』

そして、必須科目のナースステーションをチラっと覗いたら、噂通り、若い看護師さんが結構います。

『よし、合格!(笑)』



一通り説明も終わり、部屋へと案内され(私は当然差額が発生しない5人部屋です)

そこでふと気づいたのですが、大昔入院した時と違ったのは、みんな昼間でもカーテンを閉め切っているのです。

当然、どんな人がいるのか、何をやっているのかさっぱり解りません。

まあ、今は大部屋もそう云うものなのですね。

でも、何か暗いな・・・



渡されたいわゆる病院着に着替え、荷物の整理をした所で、

『案内によると、今日は病院で昼食が出るはずだけど、もしかして忘れちゃってじゃないの???』

と、相当不安になった時、最初の病院食が出ました。(忘れてなかったのね・・・)



明日は大腸内視鏡検査の為、軽食のうどんだったのですが、

『まあ、病院だから、味もそっけもないうどんだろうな・・・』と高をくくっていたのですが、

その出されたうどんは卵とじうどんで、結構普通に美味い!ちょっぴり感動しました。

まあ、そんなもんどこに入ったかちっとも解かりませんでしたが・・・(笑)



それでも一息ついた所で、先ほど説明された『入院セット』とやらを買いに、3階の売店に行きました。

入院セットとは、見た事もない桶みたいな物と、ふんどしみたいな布と、女性が使うナプキンのおばけ

みたいな物の3点セット、3,000円也です。



桶みたいな物はフロートイレと言って、後で解ったのですが、手術後に使う物で、それを便座にセットして、

そこにお湯を溜め、お尻を洗うのです。

その時は、『こんなもん必要なのかよ・・・』と思いましたが、今回一番必要なものだったかもしれません。

それはまた手術後に説明します。



その後、医師の診察などありましたが、早速ヒマになってしまいました。

そこで、今回の為に買ったMP3プレーヤー(中国製、笑)を取り出し、約500曲入れてきた音楽を聴こうと

しましたが、FMも聞けるタイプでしたので、ダメ元でラジオにしてみたら、部屋の中でもしっかり受信し、

何気なくチューニングしていたら、NHKFMが入り、何とサザン特集をやっていたではないですか。

それも昼の12時〜夜の9時までずっと。

思わずずっと聞いてしまいました。やっぱりサザンは最高ですね。



夕方6時になり、夕食が出たのですが、これも明日の検査の為、おかゆと何も身のない味噌汁と、

焼き魚一切れだけでした。これがちょっと辛かったですね。



そして消灯時間の9時になりました。消灯と言っても、みんなイヤホンでテレビを見ているかと思いきや、

誰一人テレビを見ている気配が無いのです。

『こりゃ、夜テレビを見ている場合じゃないぞ』と思い、今回の入院は、テレビを諦めました。

あ〜あ、ゆっくり「この世界の片隅に」が見られると思ったのに・・・(笑)



仕方が無いので、音楽を聴きながら寝ようとしましたが、同室の方で、今日手術を受けた方がいて、

たまに何やら看護師さんが入ってきて、何か話していて、気になって寝られません。



そしてその内に足音が二つになり、医師の声と思われる声で、

『では○○さん、入れますよ〜』と意味不明の言葉の後、『ウッ!』と言う患者さんの声が聞こえました。

そうです、それこそが恐怖の導尿です。



手術した日は一晩ベッドから動けない為、し瓶でオシッコをしなければいけないのですが、

し瓶で出ないと、チ〇コの先から管を膀胱まで入れて、直接オシッコを出すのです。

噂によると、これが死ぬほど痛いとの事。



ですから、最初から諦めて、手術の時は麻酔が聞いているので、その時に管を入れるという選択肢もあります。

しかし、それだと100%し瓶ですると云うことを諦める事になりますので、

わずかな望みを捨てたくないので、みんなそれをしないのです。



でも八割がたはし瓶で出ず、導尿になってしまいます。それも麻酔なしで直接・・・

私も散々悩みましたが、やはりし瓶の可能性を捨てられず、手術時は入れない選択をしました。

まあ、結果はお楽しみに・・・(笑)



その同室の方のうめき声を聞いたら、その後に起こるであろう恐怖で、その日はほとんど眠れませんでした。

(まあ、昼間サザン聞きながら結構寝てしまいましたが・・・笑)

しかし、私は一体どうなってしまうのでしょうか・・・

続く。