5月19・20日 須玉周辺









いつ見ても綺麗だな〜






台風4号の影響により、20日の火曜日は大雨が予想されましたが、伊勢原のマーくんが(?)


どうしても行きたいと言うので最悪19日の月曜日だけでもと言う事で(そんな訳ない・・・)


今回も須玉川周辺に強行しました。(ただのバカ二人組・・・?




昼前に到着して、明日出来ない事も考えて、今回はいきなり須玉川と大門川をやる事に


しました。まず須玉川です。入って直ぐの今までに反応すらもなかったポイントに、普段使わな


いルアーを投げてみました。何か『モソ』っと魚の反応の様な・・・



「でもここにはいつも魚いないしな〜」と思いながら、いつものルアーを投げたところ、何と


一発でヒットしてしまいました。


「でも何かこいつ引かねーぞ・・・」と思いながら引っ張りあげたところ


「何だ、ニジマスじゃねーか、しかもぼろぼろ・・・」



そうです。毎年恒例の『須玉ニジマス釣り大会』から釣られずに逃げ出した『逃げマス』です。


「もう二度と釣られるんじゃねーぞ」と言いながら優しくリリースしてあげました・・・







『逃げマス』23cm、自作ミノー4cmS






「でも今日は魚の活性が高いのだろうか・・・」と思いながら釣り歩いていたら、30分後に


案の定、チビアマゴがヒットしました。しかし不意打ちを喰らいましたので、当たりのみでした。


「間違いない、今日は釣れる・・・」


しかしその後何も起こらずに須玉川を後にしました。いつもの如くに・・・




大門川でも何も起こりませんでした。途中テンカラ(フライの日本版)の地元オヤジに


会いましたが、ビクを見せてもらうとアマゴが5〜6匹入っていました。話を聞くと


「最近は人が多くて魚が怯えて釣れやしねえ・・・」


「でもおじさん釣れてるジャン・・・」


「おう、俺はマジックでな・・・」


「訳解んねー事言ってんじゃねーよ、オヤジはよ!」


でもテンカラは釣れるのでしょうか?俺も転向しようかな、ルアー釣れないし・・・




真っ暗になるまでやりましたが、マーくんも今日は分が悪いようです。まあ、明日出来る事を


信じてとっとと一杯飲んで寝る事にします。外は結構降って来ましたが・・・






翌朝はやはり雨でした。でも思った程風がないので、何とか釣りは出来そうです。早速着替え


ようと思いましたが、その前に川を見てみる事にしました。須玉川に着いた所、案の定


濁りまくっていて、とても釣りになりそうにありません。大門川も同じでしたので、塩川方面に


向かいましたが、塩川もダメ、上流の釜瀬川もダメでした。諦めムードで塩川に戻ってきた所、


何と一箇所だけ、そこそこ釣りが出来そうな所がありましたので、濁って来るまでの時間限定


で木の下で雨を避けながら着替え、釣りを始めました。




しかし1時間もたたない内に濁りが入ってしまい、何も釣れないまま今日の釣りは終わりまし


た。しかし時間があったので、マーくんに少しフライを習いました。何故って?次回からフライ


に転向する為です・・・




天気がおもいっきり回復したにも関わらず、着替えを済ませ、帰路に着きました。しかし、


少し下った所で下の方の川を車から覗いていたマークンが


「この下濁って無さそうだぞ!」などと言い出しました。



「上流が濁っているのにその下が濁って無い訳ないだろ」と思いましたが、時間もまだ朝の


11時だし、ちょっと覗いて見る事にしました。確かに100メートルの範囲のみ、濁りがあまり


なく、何とか釣りが出来そうです。



「どうすんだよ、やるのかよ」とマーくん


「でももう着替えちゃったしな、またウエーダー履くの面倒くせーしな。


それに、また直ぐ濁って来そうだし、、どーせ、釣れそうも無いしな〜・・・」



としばし相談の上、濁りが入るまでの時間限定でやる事にしました。一度やめて、再度着替え


るのが何て面倒な事・・・気合も入ってないし・・・




でも始めて直ぐに岩陰でチビがヒットしましたが、案の定1秒でバレてしまいました。でも魚が


居る事が解り少しやる気が出てきました。でも釣りが出来る範囲がたかだか100メートル、


もう後10メートルも行けば終わりです。それに段々濁って来たし・・・



「あ〜あ、天気予報悪かったのに、無理してこんな所までやって来て、、逃げマス一匹か。


まあいいや、次回からはフライに転向するんだし・・・」などと思っていると、流れの中から



『ゴン!』と言う反応が・・・ ん?、何?、ひょっとして魚・・・?



「うわ〜あああ〜〜、掛かった魚だ〜〜、しかもでけ〜〜、流石に引っこ抜けね〜よ〜、


まずいよ〜〜、ウネウネしながら、どんどん下に流されて行くよ〜〜、


俺も行かなきゃ〜〜〜〜!」

と、魚が掛かったまま、下流に流されて行くのに、必死に付いて行きました。




少し下がった所にやや流れの緩い所がありました。


「ここでタモに入れなきゃヤバいよ〜〜〜、早くこっちに寄って来てくれよ〜〜、


バレちゃうよ〜〜、早く〜〜、早く〜〜、もう少し〜〜〜」



『スポ!』



「入った〜〜〜!!!」


我に帰って周りを見たら50メートル下にマーくんがいました。



「お〜い!出たぞ!尺イワナだぞ〜〜〜!」



半分転びそうになりながら急いで、マーくんの所に行きました。撮影後、計ってみたら、33cm


の立派なイワナでした。



『屈折5年、やっと釣れた・・・』








イワナ33cm、自作ルアー4cmS


諦めないで良かった〜






そして濁りが入って本当の終了となりました。もうどこへ行っても釣りは出来ないでしょう。


しかし、幾つもの偶然が重なった時にこの様な魚が釣れるのですね。上手い人はその偶然を


作り出すのが上手いのでしょうね。




これでひとまずイワナは良いでしょう。後は自作ルアーで尺アマゴを釣るのみです。


えっ、フライはどうするんだって? そんなもんやる訳ないでしょ。


男はルアーですよ、ルアー、なんちゃって・・・




(マーくんにフライを習っている時、マーくんが後ろの木にフライを引っ掛けてロスト


している所見ちゃったしな〜、な〜んか、めんどっちそうだもん・・・)



さあ、まだ明るいけど(ちょうどお昼)帰ろうっと。これだけ天気が良いのに何か変な気分・・・









また来られるかな〜